2022/07/24
近年は夏場の気温上昇が大きな問題を発生するようになっていて、熱中症などの症状で体調を崩す人の割合が高くなっています。これは以前であればエアコンを設置していなかった学校現場でも導入を急いでいることからも、どれだけ深刻な問題になっているのか判断ができます。このような状況はこれからも続く可能性が極めて高く、新たに空調機器を購入する場合には、ほとんどの場合でエアコンが選択されるようになりました。エアコンは扇風機のように空気に流れを発生され、汗を蒸発することで気化熱で冷却効果を得ているわけではなく、高温の空気と冷却した空気を入れ替えることで室温を快適な状態に改善してくれます。
以前は消費電力が高いという点が懸念材料になっていましたが、現在は熱中症対策に効果的であることが認知されてからは継続的に購入されるようになったのは間違いありません。この夏場の温度上昇は企業も注視していて、古くなった機器を新しいタイプに交換しています。使用する場所が広く、そこに多くの人が集まるような場合には業務用が選ばれていますが、そこでは埋込タイプが選択されています。埋込タイプは壁や天井に機器を入れてしまい、外部には吹き出し口が見える程度です。
業務用は商業施設であれば見栄えを意識するので当然の結果ですが、商業施設以外でも使われているのは理由があります。業務用エアコンで埋込式を使う場合は、建物を設置できるように加工する必要があり、余計な費用が発生してしまいます。それでも埋込式を選ぶのは見栄えではなく、業務するための空間をできるだけ広くすることを目的にしているからです。空調機器が出ていれば移動の妨げになるので、少しでも業務効率を上げたいのであれば、埋込式は正しい選択と言えるでしょう。